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インストラクター活動レポート#01 田中稔子さん

2025年2月19日 お知らせ

キッズキッチン協会認定インストラクターとして活動する方をご紹介します。
はじめてのレポートは、キッズキッチンコミュニティ新潟の代表として活動する田中稔子さん。どんな活動をされているのかインタビューしました。

- 取得される前にも大人向けに料理教室を開催されていたそうですが、インストラクターを取得したきっかけは何ですか?

料理教室をする中で、小さいときの食の体験がその方の食に対する考え方のベースになっていると感じられ、まず「子どもたち」に伝えていくことが大事ということに気づかされます。

子どもに食の大切さを伝えていくことを体系的に学びたいと思い、キッズキッチン協会で資格をとることを目指しました。

- 活動している中でやりがいを感じる時はどんな時でしょうか?

1回の料理教室でも、インストラクターのちょっとした声掛けで、子どもたちは切ることが上手になったり、自分に自信がもてる瞬間があったりと成長を感じられます。

カルチャーセンターでの継続教室(1コース4回)では、回を追うごとに子どもたちがお料理を通じてどんどん成長していく姿、お料理以外のことでも熱心に取り組んでいく子ども姿を見ることができ、それが非常にやりがいを感じる瞬間です!

何回も回を重ねるごとに子どもたちの取り組み方が変わります。料理をして自信がついてくると、声を掛けなくともしっかりできるようになります。また、周りのお友達へ気遣いができるようになったり、思いやりをもった対応ができるようになります。

お料理を通して、お料理以外の大切なことも学んで、たくさん成長していく子どもたちを見るのがとても楽しみです。

- 現在はどのような活動をされていますか?

新潟県でキッズキッチン協会認定インストラクターで構成される「キッズキッチンコミュニティ新潟」の代表をしています。現在の子ども料理教室の活動としては、新潟市にある「食育・花育センター」にて年に4回ほど開催、カルチャースタジオにて、年に6回ほどのペースで教室を開催しています。

- お料理を通して子どもの育ちにどのようないいことがあるか

人への思いやりや、どのお料理を先につくったらいいかを考える「段取り力」がついてくると思います。

また、自分に自信がつくことで自信をもった発言ができるようになる印象があります。 「僕はこういう風にしたほうがいいと思うよ」と自分の考えを表現するお子さまも増えてきます。

- 子ども達に伝えていきたいこと

この時期にこれを食べる理由、日本の食文化をしっかり伝えていかなくてはと思っています。

あとは、本物体験の大事さは大切にしています。

お魚のお料理は、切り身を見せるのではなく、できる限り丸のまま魚をさばくことから見せるようにしています。何か1つでも子どもに驚きのある要素を入れるように工夫して行っています。

また、新潟という地域で実施していることもあり、お米を使用した料理=「一汁二菜」の和食献立が多いです。全ての献立が和食ではないのですが、アレルギーのあるお子さまでも和食であれば参加できることが多いので教室の運営も行いやすいです。

● 田中稔子さんが活動する『キッズキッチンコミュニティ新潟』のページはこちら

田中 稔子

新潟県新井市(現:妙高市)生まれ。日本大学農獣医学部卒業(食品工学専攻)後、企業の料理教室講師を経て、新潟市内で新潟の郷土料理·家庭料理·薬膳教室を主宰。
ラジオ番組(BSNラジオ「近藤丈靖の独占!アワー」毎週木曜日)で手軽な料理を紹介するほか、新潟日報カルチャースクール講師、レシピ開発、講演、五感で学ぶ子ども料理「キッズキッチン」シニアインストラクターとして活動中。
【資格】中医薬膳営養師、キッズキッチンシニアインストラクター、東日本料理学校協会(会長:服部幸應)認定教師、食生活アドバイザー、ジュニア野菜ソムリエ、新潟県調理師会会員、元新潟市食育推進会議委員